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入札者心得(建設)
1.定義
1-A.入札書類には、入札案内、入札者心得、入札書式、並びに入札の受領以前に発行された付属書を含む契約書類案が含まれる。工事のための契約書類案は、オーナー-コントラクター契約書、一般条件書、図面、仕様書、並びに契約締結以前に発行されたすべての付属書及び契約締結以後に発行されたすべての修正書からなる。
1-B.一般条件書又はその他の契約書類に定めるすべての定義は、入札書類に適用される。
1-C.付属書は、契約締結以前に建築家が発行した書面による又は図表による文書で、追加、削除、説明又は訂正によって入札書類を修正又は解釈するものである。
1-D.入札とは、入札書類に従って提出される、入札において明示された金額で工事又はその指定部分を行うための完全且つ適切に署名された申込みである。
1-E.基礎入札とは、入札者が、基礎として入札書類において定められている工事を行うために申込んだ、入札書式に示されている金額であり、工事は、代案で示された金額について、基礎入札に付加され又はそれから削除されることがある。
1-F.代案とは、入札書類に定められたところにより、対応する工事の変更が受諾された場合に、基礎入札の金額に付加され又はそれから削除されるべき、入札の中で示された金額である。
1-G.単価とは、入札書類又は契約書類案の中で定められた資材又は役務に関する測定単位あたりの価格として入札の中で示された金額である。
1-H.入札者とは、入札を提出する者又は法主体である。
2.入札者の表示
2-A.それぞれの入札者は、その入札を行うことによって、次のことを表示する。
2-A-1.入札者が入札書類を読み且つ理解したこと、並びにその入札がそれらに従って行われること。
2-A-2.入札者が現地を訪問し、工事が施工される際に従わなければならない地方の条件に習熟したこと、並びに自己の観察を、契約書類案の要件に相関させたこと。
2-A-3.入札者の入札が、例外なく、入札書類によって要求された資材、システム及び設備に基礎を置いていること。
3.入札書類
3-A.写し
3-A-1.入札者は、入札の案内の中で指定された入札書類の完全なセットを取得することができる。
3-A-2.入札者は、入札を準備する場合に、入札書類の完全なセットを使用するものとする。オーナー又は建築家のいずれも、入札書類の不完全なセットの使用に起因する誤謬又は誤解について責任を負わない。
3-A-3.オーナー又は建築家は、上記の条件に基づいて入札書類の写しを利用に供するにあたっては、工事に関する入札を得るためにのみそうするものとし、他の使用のために、ライセンス又は許諾を与えない。
3-B.入札書類の解釈又は訂正
3-B-1.入札者は、入札書類又は現地及び地方の条件の調査によって発見することのある不明瞭、矛盾又は誤謬について、直ちに建築家に対して報告するものとする。
3-B-2.入札書類の説明又は解釈を求める入札者は、入札受理日の少なくとも( )日前までに建築家に到達する書面にて請求するものとする。入札書類の説明又は解釈の請求は、以下に対して行うものとする。
( )
宛名:( )
電話:( )
ファックス:( )
3-B-3.入札書類の解釈、訂正又は変更は、付属書によって行われる。他の方法で行われる入札書類の解釈、訂正又は変更は、拘束力を持たず、入札者は、かかる解釈、訂正及び変更を信頼しないものとする。
3-C.代用
3-C-1.工事に関する契約書類案を参照。
3-D.付属書
3-D-1.付属書は、入札書類の完全なセットを受取ったことを建築家が知っている者全員に対して郵送又は交付される。
3-D-2.いかなる付属書も、入札に関する請求を取消す付属書又は入札受理日の延期を含む付属書を除いて、入札受理日の前( )日より遅れて発行されない。
3-D-3.それぞれの入札者は、その入札を提出する前に、発行されたすべての付属書を受取ったことを確かめるものとし、またその入札の中で付属書の受領を確認するものとする。
4.入札手続き
4-A.入札の書式及び様式
4-A-1.入札は、入札書類に含まれる書式と同一の書式によって、2通提出されるものとする。
4-A-2.入札書式上のすべての空欄は、タイプライター又はインクによる手書きで記入されるものとする。
4-A-3.入札書類の構成によって指示されている場合には、金額は、文字及び数字の双方で示されるものとし、両者の間に矛盾がある場合には、文字によって書かれた金額を優先させるものとする。
4-A-4.書込み、変更又は抹消は、入札の署名者によってイニシャルが付されなければならない。
4-A-5.すべての要求された代案が、入札されるものとする。基礎入札における変更が必要とされない場合には、「変更なし」と記入する。
4-A-6.入札者は、入札書式上にいかなる規定も設けないものとし、また何らかの方法で、自己の入札に条件を付けないものとする。
4-A-7.入札のそれぞれの写しには、入札者の正式の名称を記載するものとし、入札者を契約に拘束するため法律上の権限を有する者によって署名されるものとする。
4-B.入札保証
4-B-1.それぞれの入札には、オーナーが定める書式で且つ基礎入札の( )パーセントの金額の入札保証書を添付するものとし、同入札保証書は、入札者がその入札の中で述べた条件に基づいてオーナーと契約を締結すること、並びに契約の誠実な履行及び契約に基づいて生じるすべての債務の支払いについて定める第6条に記載されたところにより保証を提供することを担保するものである。入札者が、当該契約の締結を拒否し又は当該保証の提供を行わない場合には、入札保証書の金額は、違約金としてではなく、確定損害賠償としてオーナーに没収されるものとする。
4-C.入札の提出
4-C-1.入札のすべての写し、並びに入札と共に提出することが要求されている入札保証書及びその他の書類は、封印を施された不透明な封筒の中に封入されるものとする。封筒は、入札を受取る当事者に宛てられるものとし、またプロジェクト名、入札者の名称と住所及び入札が提出された工事によって識別されるものとする。入札が郵便によって送付される場合には、封印を施された封筒は、その表に「封印された入札が封入されている」と記載された別の郵便封筒の中に封入されるものとする。
4-C-2.入札は、入札案内の中で指示された入札受領の期日又は付属書によって行われるその延期期日の前には、指定された場所に寄託されるものとする。入札受領期日後に受取られた入札は、開封されないで返還される。
4-C-3.入札者は、入札受領のために指定された場所における時宜を得た交付について十分な責任を負担するものとする。
4-C-4.口頭による、電話による又は電信による入札は、無効であり、また考慮されない。
4-D.入札の修正又は取消し
4-D-1.入札は、入札の受領のために指定された日時後の定められた期間中、入札者によって修正されず、取消されず又は解除されず、またそれぞれの入札者は、入札を提出するにあたっては、その旨合意する。
4-D-2.提出された入札は、入札の受領のために指定された日時前に、入札を受取る当事者に対して通知をしたうえで、入札の受領のために指定された場所でこれを修正し又は取消すことができる。当該通知は、入札者の署名のある書面又は電報によって行われるものとする。電報による場合には、入札者の署名のある書面による確認が、入札の受領のために定められた日時以前に、郵送され、消印されるものとし、またそれは、最初の入札の金額を明らかにしないように記載されるものとする。
4-D-3.取消された入札は、入札の受領のために指定された日時までに再提出することができる。但し、その取消された入札は、再提出時において、この入札者心得に完全に従っていなければならない。
4-D-4.入札保証書が要求される場合には、その保証書は、修正され又は再提出される入札にとって十分な金額のものとする。
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